EMN黒だけレビュー　part.1

2016年7月7日 Magic: The Gathering

恒例のアレ。バランスひどすぎてやる気おきんけど。
例によって構築目線で、今回は10段階での評価もつけときます（７点以上は構築で使われそうっていう基準で）。

邪悪借用
評価：５点
さすがに構築レベルじゃないけど、１マナインスタント除去は黒にはほかにないので、万が一にもこのカードを借用したくならないとは言い切れない。

墓地からの徴用
評価：４点
リミテではアドバンテージカードとして重用できるものの、構築ではこんなんでアド取ってるあいだに緑様はテンポとアド両方取ってくるので、出番はない。墓地にゾンビ落ちてないといけないし。

集団的蛮行
評価：６点
一見悪くなさそうだけど、-2/-2修正では環境に蔓延るタフネス３の生物を落とせず、ハンデスはPWを落とせない、と環境に全く噛み合ってない。環境が変われば＋１～２点してもいいかも。
ちなみにこの手の呪文を共鳴者として使うのは重いので現実的じゃないです。

墓所破り
評価：８点
墓地を肥やしつつゾンビを供給する強力なシステムクリーチャー。ドロー能力のほうも強く、召喚酔いに影響されず使えるのが◎
ただし、ゾンビ絡みのカードはちゃんとゾンビデッキが成立することが前提でのデザインなので、現状のまま戦力の追加がなければ使えないと思われる。その場合の評価は５点。

憑依された死体
評価５点
リミテｒｙ
この手の墓地から帰ってくる系ゾンビはどれもこれも手札を２枚以上捨てないといけないうえにマナまで掛かるので、とても構築レベルじゃない。
共鳴者として使おうにも、前述のマナ負担や墓地に落とすお膳立てがいるのでダメダメ。
wizardsさん、もうちょっと真面目にカード作ってよ。

最後の望み、リリアナ
評価：８点
色々言われてるけど、３マナPWだし使われるはず。
＋能力はこういうのの強さはオリジンジェイスで証明されてるし、－もアドが取れる。奥義は即効性はないけどだいたい勝つ、という感じでバランスはいい。
－能力の性質上、クリーチャーデッキで使う必要があるので、黒緑系のミッドレンジや、（存在するなら）ゾンビデッキで使われるかな。

殺害
評価：７点
至急、ブレードくれや。
でもまあ、使われる可能性は十分ある。

絞墓の群衆
評価：３点
ペロリ、これはエントリーセットの味！

リリアナの誓い
評価：７点
これを２マナにしないあたり、いまの wizards はほんま黒除去が嫌いなんだなー、って感じ。くたばれ。
でも黒白PWみたいなデッキならこれでも使われるかも。破滅の道や苦渋の破棄を差し置いてまで使われるかは知らない。

流城の死刑囚
評価：７点
ただでさえ少ない黒の構築レベルのスロットをゾンビと奪い合うクズ。
吸血鬼はどうあっても愚直なビートにしかなりそうになく、それだと白緑様には勝てないんで、大人しくスロットをゾンビに譲ってくれ。
カード単体で見れば、吸血鬼のマスターピース感はあるけど、黒ダブルシンボルの２マナっていうのが１T目にファルケンラスの過食者を出す動きと盛大に矛盾してる。これが白や緑のカードだったらそこも配慮されていたことだろう。

地獄の木
評価：13点
オーバーフローして評価は３点ってことにしといて。
じゃ、そういうことで。

嘆きのグール
評価：３点
嘆きたいのはこっちだよ。

エムラクールの囁き
評価：４点
軽々しく hymn にはなれないのでおおむねゴミ。まあ、軽々しくなられても困るが。

続きはまた今度。