前回のゲームデーの反省(1)
2010年2月27日 M:TG コメント (6)(先手5ターン目のヘドロによりワンサイドゲームを決められ、敗北するろすす)
ゴロゾス兄「どうした? もう後がないぞ?」
ろすす「笑わせんな。ふんっ(サイドボーディング中)」
ゴロゾス兄「ほう」
ろすす「後がないだって? ラッキーパンチで調子に乗んなよ。勝負はこれからだ」
ゴロゾス兄「…全く以て感服する。気力が些かも衰えていないのは驚異だ。だが貴様が一戦目を失ったのは半ば必然。他色とは言えぬまでも黒単色ではないデッキを持ち込んだことが招いた結果だ」
ゴロゾス兄(ただ一つの色にこだわる心が、ダブルマリガンからの逆転を可能にした……!)
ゴロゾス兄「貴様が本来使わぬ色……その存在が、本来完成されているはずの戦略に破綻をもたらすのだ。次は2敗目を貰う」
そこからの攻防は、時間にして数ターンにも満たなかった。
次に負ければシングルエリミ敗退。その覚悟でプレイしたろすすの黒赤続唱吸血鬼は、互いの力量、精神の高揚と相まって、10分以上にもわたる攻防となって両者のあいだに熾烈な火花を生んだ。
そして、その瞬間は訪れた。僅かに顕れるテンポの偏り。デッキタイプの差と言うにはあまりにも露骨なマナカーブの歪み。夜鷲を盾に攻撃を受け続けることでゴロゾス兄は、ろすすの構築の奥に見える幽かなテンポの脆さを探し出し、そしてたどり着いた。
ズバシュ!(精神ヘドロで手札をもぎ取るゴロゾス兄)
ゴロゾス兄「これで気が済んだであろう。さあ述べよ。勝者の名を」
ろすす「くっく。ゴロゾス兄弟の兄」
ろすす(手札がなければプレイできねェとでも?)
ドローとは、ライブラリーからする行為。構築が正しくなされていれば、デッキはその場に応じたカードをもたらしてくれるのだ。
黒赤続唱吸血鬼のマナカーブの頂点は、ろすすの掌によりライブラリートップから現れし5枚目の土地が、有無を言わさぬ速度で以て戦場に叩きつけられ、フルタップすることでプレイされる瀝青破――プロプレイヤーをして「吸血鬼はこれを撃たれたら負けですからね」と言わしめた、クリーチャーデッキに対する無慈悲のアドバンテージ源である。
(運を使い果たしてしおしおのパーになるろすす。血魔女を除去するのには成功したが、ライブラリートップには夜侯のために入れた境界石の姿があった!)
ゴロゾス兄「まさにカードパワーの極致。素晴らしい除去であった」
ろすす(瀝青破でさえも……………)
ゴロゾス兄「余は高知の新たな黒使いとしてトーナメントに現れ、黒単のみを使うことを定められた。それは黒の素晴らしさに対する憧憬であり、黒という色もまた余のために奉仕する。このデッキはそんな想いがウィザーズに届き、黒単がテコ入れされた賜。お主はただ黒いデッキを使っているだけで黒使いではなく、余は黒単のみを使う黒使いである事。それが勝敗を分かつ境! もはや黒が他の色の引き立て役になることはなくなった。黒の強い色拘束が他色との混成を難しくするが故。貴様に免じ、これから黒単のみを使うなら、黒使いを名乗ることを許可しよう。貴様の見苦しい多色化は無駄ではなかったのだ」
ろすす「ち…ちくしょう…(バタリ)」
次回へ続く。
コメント
黒はカッコいい!
よって黒を使うぼくもカッコいい!
東洋水産!
なん…だと…